研究概要 - カンナビジオール(CBD)の単回投与が血圧を下げる

Jadoon KA、Tan GD、O'Sullivan SE。カンナビジオールの単回投与は、ランダム化クロスオーバー試験で健康なボランティアの血圧を低下させる。JCI Insight.2017;2(12):e93760. doi:10.1172/jci.insight.93760 

研究

カンナビジオール(CBD)は植物由来のカンナビノイドで、制御不能なてんかんや多発性硬化症の一部の症状の治療に用いられている。前臨床試験において、CBDには心血管系への効果を含む多くの好ましい作用があることが示されている。CBDは前臨床試験において、ストレス誘発性血圧(BP)を低下させました。CBDの健康効果に関するヒトでの研究データが勢いを増しています。この無作為化プラセボ対照二重盲検試験では、健康なボランティアにおけるCBDの血圧に対する効果が評価されました。

調査結果

この無作為化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験において、9人の健康な男性研究参加者にCBD 600mgまたはプラセボが投与された。心血管系のデータ(血圧、心拍数、脳卒中量など)をモニターするために、フィノメーター(指血圧の測定)とレーザードップラーが用いられた。

 

CBDを摂取した被験者は安静時の収縮期血圧が低下し、ストレス前後の血圧も低下した。また、心拍数が増加し、心拍出量が安定したため、脳卒中量が減少した。寒冷にさらされた後、CBDを摂取した人は寒冷によって誘発されたストレスに対して良好な反応を示し、血圧は鈍化し、心拍数は増加し、全末梢抵抗(すなわち、血流を維持するのに必要な力)は低下した。

結論

研究データは、CBDの短期投与が、健康な成人の安静時血圧およびストレス誘発血圧を低下させることを明らかにした。研究著者らは、CBDが心血管障害の治療にどのように利用できるかを発見するためには、さらなる研究が必要であると結論づけた。

記事へのリンク https://doi.org/10.1172/jci.insight.93760

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